ビートルズ作品の中で敢えて必聴盤を選ぶならこの7枚
水曜日, 8月 17th, 2011ビートルズが残した数ある名盤。日本では悲しいかな「レットイットビー」が、ベスト盤などを除いて最もよく売れているビートルズのアルバムのようです。しかし「レット~」は彼らがボツにしたアルバム用の曲を、彼らの解散直後にレコード会社が編集して発表した、いわば本来の彼らの作品とは言えないアルバム。「レット~」も悪くはないですが、もっと聴いておくべきアルバムがあるんです。そんな彼らの必聴盤として、オリジナル6作品+編集盤1枚をここに厳選してみました。人それぞれ、思い入れや好みの違いはありますが、このセレクトには、それほど大きな異論はないと思います。
【1】サージェントペパーズ
正式タイトルは「サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド」。1967年作で、ポップミュージック史上に輝く名盤としてあまりにも有名なアルバム。冒頭からラストまで、めくるめく音楽万華鏡の世界にひたる事が出来ます。
【2】リボルバー
日本では地味な存在感となってしまっているアルバムですが、「サージェントペパーズ」以上に評価するファンも多い傑作。「サージェント~」辺りからは若干ポールのみが意気込んでいる感が否めませんが、このアルバムの頃はメンバー4人全員の音楽制作に対する意欲がバランス良く感じ取れます。
【3】ホワイトアルバム
メンバー間の人間関係がギクシャクし始めた頃の作品ですが、後のロック系アーチストがフェイバリットに挙げる事も多いアルバム。メンバーそれぞれがクオリティの高い楽曲センスを見せ、尚且つ「サージェント~」の頃の緻密な職人的レコーディングスタイルから、バンドらしいライブ感のある音の感触へと移行しており、その辺りも人気の理由と思われます。
【4】アビーロード
解散が決定的となった時期に、「最後にもう一枚」とメンバーが結集して作り上げた、まさに彼らの締め括りに相応しい名盤。円熟味も感じられる「大人のかっこいいロック」を聴かせてくれます。因みに“ビートルズ”という一大ムーブメントを終えた時点で、まだ彼らの年齢は28歳前後だったのだから驚きです。
【5】ラバーソウル
初期の彼らのポップでストレートな音楽性と、次作「リボルバー」辺りから開花するサイケデリックな要素を取り込んだ深い音楽性の両方の魅力が味わえるアルバム。このアルバムも日本での存在感が地味なのが残念過ぎます。
【6】プリーズプリーズミー
どのロックバンドにも言えることですが、やはりファーストアルバムの瑞々しい魅力は格別。14曲中、1950年代ロックンロールのカバーが5曲ありますが、アルバムとして既に十分オリジナリティを確立しています。
【番外】マジカルミステリーツアー
今回紹介する作品の中でこのアルバムのみ、イギリスEMIから発表されたオリジナルアルバムではなく、TV映画「マジカルミステリーツアー」に使用された曲と、同時期に発表されたシングル曲をまとめたアメリカ編集盤。TV映画の方はよほどのファン以外、それほど観る価値はありませんが、映画に使用された曲には、「アイアムザウォルラス」や「ユザマザーシュッドノウ」といった名曲があり、また「ストリベリーフィールズフォーエバー/ペニーレイン」という名シングルも収められているので、この編集盤だけは外せませんでした。